双子を産んだ私が経験した悪阻の症状と対策

妊娠・出産

悪阻でつらかったこと10選

つらかったこと一覧

ぱっと挙げてみましたが、結構たくさんあります😯

  1. 吐き悪阻と食べ悪阻で眠れない・食べれない
  2. 水が飲めない
  3. テレビのグルメ特集が見られない
  4. すべてが臭い
  5. 歯磨き・風呂が地獄
  6. できることがないので1日が長い
  7. 悪阻の辛さは本人にしかわからない
  8. 仕事がつらい
  9. 公共交通機関の利用がしんどい
  10. メンタルにくる

吐き悪阻と食べ悪阻で眠れない・食べられない

悪阻には様々タイプがありますが、私は吐き悪阻食べ悪阻におい悪阻でした。

それぞれの悪阻の違いは・・・

吐く、吐き気がする(吐きつわり)

胃や胸がむかむかしてがまんができず、吐いたり、空腹時には吐くものがなくつらい症状となります。また、下記のにおいつわりと同時に起きて、ご飯を炊くにおいや電車のにおいなど、特定のにおいをかぐと吐き気をもよおす人もいます。

においに敏感になる(においつわり)

自律神経が不安定になることで起きるようです。日頃は感じなかったにおいを嗅ぎ取ったり、ご飯が炊けるにおいや煮物の湯気など、それまではいい香りだと思っていたものが急に不快になったりすることがあります。

食べ物がほしくなる、好みが変わる(食べつわり)

常に口にものが入っていないと吐き気を感じてしまう「食べづわり」と呼ばれる症状になる人もいます。今まで好きだったものが急に食べられなくなったり、逆に嫌いだったものがむしょうに食べたくなり、常に口にものが入っていないと気持ちが悪くなるということがあります。

引用:https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/trouble/pm0024.html


食べても吐くし食べなくても吐くのでもうどうすればよいのかわかりませんでした😭
とにかく意識がある間は吐き気との闘いなので、「もう気絶させてほしい」とひたすら目を閉じてました。
食べないと空腹も重なって余計具合が悪くなるので、何か口に入れようとするのですが、
ダメなものは口に入れた瞬間に猛烈な吐き気が襲ってきて、トイレまで猛ダッシュです。
でも全部吐いてしまうとまたおなかが減って具合が悪くなるので、吐き気を我慢できる食べ物を探すのに本当に苦労しました。

ちなみに特にダメだったのは、ニンニク・白米・肉などのタンパク質系です。
ニンニク大好きだったのに、一切受け付けられず、普通に食べられるようになったのは産後になってからでした。
お米も、なんというか食感が重すぎてダメでした。お肉もですが、かまないと飲み込めないような固形は基本無理で、ウィダーインゼリー、野菜のポタージュや水気の多いプチトマト、蒸しパン、クリームシチューはOKでした。
クリームシチューは重そうなのになぜか大丈夫で、クリームシチューでならお米も食べられて毎日食べてました(笑)


食事はもう摂ったけど気持ち悪いときは、ミントガムをひたすら嚙んでいました。
それまでお気に入りだったACUOはだめで、それまであまり好きではなかったキシリトールの青が良かったです。
ミントガムを噛み続けていないと吐き気が我慢できないので、苦肉の策で寝ているときも口に入れていました(笑)
汚い話ですが、気づくと唾液で分解されてボロボロになるので、新しいのに替えたりして(笑)
噛むとミントが薄まるし、顎がつかれるので、ちょっとだけ噛んでずっと口に入れておくのがポイントです(誰得情報)


そんな私ですが、巷でよく聞く「妊娠中はマックのポテトが食べたくなる」という妊婦あるあるはバッチリ該当して、妊娠中はマックのダブルチーズバーガーセットを食べているときが一番幸せでした(笑)

妊娠初期は特に栄養バランスのいいものを食べて赤ちゃんを育てたいのに、ジャンクフードがおいしく感じるって不思議ですよね😂

水が飲めない

上では食べ物について触れたのですが、悪阻は飲み物にも大きな影響を与えました。
人間が生きてくうえで欠かせないもの、それは水。
なのに悪阻中は水が苦くて気持ち悪くなって飲めなかったです😭そんなの聞いてない😫


飲めたのはオレンジジュース・牛乳・レモンウォーター(市販)でした。

オレンジジュースは酸が悪阻を悪化させるといわれていますが、それでも飲んでるときはサッパリして救われるので、そんなこと気にしていられなかったです。
そして意外だったのが牛乳です。クリームシチューと同じで飲んだら吐きそうなイメージだったのですが、全然大丈夫で、むしろ吐き気を強く感じるときは牛乳を飲むと落ち着くのでとても重宝していました。当時は牛乳がないと不安を感じるほど(笑)

とはいえ、オレンジジュース・レモンウォーターは糖分が高く、牛乳は脂肪分が高いので、水の代わりに飲むことで摂取量が多くなり妊娠糖尿病にならないかびくびくしながら飲んでいました。
後の糖代謝検査で、初回は引っかかったのですが、再検査では異常がなかったのでやっと安心しました。
ですが、そもそも悪阻の時期に食べれるものはかなり限られるので、今悪阻に苦しんでいる方がいたら栄養とか気にせず食べれるものを食べてストレスなく過ごしてほしいなと思います🥹

テレビのグルメ特集が見られない

これは自分が悪阻を経験するまで思ってもみなかったことです。
画面越しでも気持ち悪いなんて。
意外とテレビってグルメ特集が多くて、どのチャンネル回しても誰かしら何かを食べていて、テレビを憎たらしく思いました🙄

すべてが臭い

これ、当時は知らなかったのですが、におい悪阻というんですね!
妊娠前までは、自宅でニオイを感じることはあまりなかったんですが、妊娠すると本当にすべてが臭く感じました。。。

一番つらかったのは冷蔵庫の臭いとスーパーの臭いです。
冷蔵庫を開け閉めするだけで、食べ物の臭いがプーンと部屋に充満して吐きそうになるんです。
さらに狙ってか知らずか、普段料理をしない夫が、八角入りの豚角煮を張り切って作ったときは殺意が芽生えました😇

冷蔵庫を開ける機会ってなかなか多いので、「開けるときは息を止める」「部屋の中ではマスク」をして必死に抵抗していました。
でもマスクも素材の臭いが気になって気持ち悪くなったのですぐ使えなくなり・・・
そういえば、コロナのせいで、外出時はマスク必須なのも地味に辛かった・・・(遠い目)
たまに頑張ってスーパーに行っていたのですが、食べ物や生活用品の臭いが入り混じった感じで、大体は耐えきれずに買い物できずに帰ってきてしまいました。

あと意外だったのは、夫も臭く感じること(笑)
妊娠前は夫の体臭むしろ好きな方だったのですが、妊娠後はハグとか絶対無理でした。
お父さんの加齢臭みたいなイメージです。ほんと不思議。

においには本当に苦しめられたのですが、ポジティブに考えると、妊娠して初めて、世界はにおいに溢れているということを知りました。
妊娠前は、香水とかヘアフレグランスとかつけるの好きだったのですが、自分が妊婦になって「香害ってこういうことか」と感じる出来事もあり、今はにおいのするものをつけるときは気を遣うようにしています。
パッと見てわからなくても、予想以上に自分の周りには困っている人や苦しんでいる人がいるんですよね。

歯磨き・風呂が地獄

歯磨きとお風呂は、悪阻が終わっても大きくなるお腹の負担もあり、出産までずっとつらかったのですが、悪阻が始まってから安定期入るくらいまでは段違いに無理でした。
ミントガムは大丈夫なのに歯磨き粉のミントはダメで、嗚咽しながらカラスの行水ならぬカラスの歯磨き状態。休みの日とかは普通にお風呂パスするし、歯磨きも1日3回なんてまず無理でした。

お風呂は、お湯のもわっとした感じが気持ち悪くて、一挙手ごとに休憩をはさみながら、泣き言を言っていた気がします(笑)
頭を乾かすのも一苦労で、立つことも難しかったので、椅子にもたれかかってひーひー言ってました。

できることがないので1日が長い

私は幸い出産まで入院することなく住みましたが、これは悪阻で入院された方は一層つらかったのではないでしょうか。

悪阻中は常に吐く直前みたいな気持ち悪さがあったので、そこに意識が行ってしまうためか、時間の経過が本当に遅かったです。
電車に乗っていてるときに突然猛烈な腹痛が襲ってきたけど、次の駅まであと5分もあるって場面を想像してください。
腹痛の波が絶え間なく襲ってくるのにまだ1分しか経ってないの!?😨ってことありますよね。
この時間感覚が安定期までの約10週間続きます😱😱😱
こんなに苦しいのになんでまだ1時間しか経ってないの?って何度も思いました。

時間をつぶしたくても基本できることがないので、ひたすら眠りにつく練習です(笑)
仰向けは気持ち悪いので、妊婦さん用の抱き枕(バナナ型のやつ)を購入して、膝で抱き枕を抱えてクッションの上にうつぶせになるシムス姿勢をすると眠りにつきやすかったです。

あとは、コウノドリのドラマと漫画だけは悪阻で苦しみながらでも読めたので、内容的にもおすすめです!(命の重みをずっしりと感じる内容なので、ネガティブにならないように注意してください)

悪阻の辛さは本人にしかわからない

悪阻の辛さは個人差のとても大きなものなので、同じ妊婦さん同士でも本当の意味で辛さを共有できるのは難しいですし、ましてやそれが妊娠経験のない方や男性だと尚更ですよね。

例えば、出産経験者の方に「悪阻が辛くて・・・」とぼやいても、「大丈夫!いつかは治るから」とよく励ましてもらっていたのですが、当時はそのいつかがあまりにも遠く感じて、「今感じている辛さ自体を分かってほしいのにな」と思ったりもしました。

私が悪阻で苦しむ姿を一番近くで見ていたのは夫ですが、そんな夫ですら、平日の仕事は気合で何とかこなして、休日は寝たきりで家事をしない私の姿を見て苛立ちをぶつけられたことがあります。
仕事は200%くらいの力をだして無理してやってるだけだし、休日好きで寝てるわけでもないし、なんなら食べたいものを好きに食べられる夫がとても羨ましかったし、代われるものなら代わってくれ!ってずっと思ってました。
夫にはサポートしてもらって感謝していますが、なんで子供を産むときは女性ばかりとてつもない負担がかかるのでしょうか😭

仕事がつらい

仕事の面では、特に職場に妊娠を公表できるまでが大変でした。
私は妊娠当時は、金融系の営業職をしており、ほぼ毎日1~2件お客様とのアポイントがありました。
加えて、社内での研修講師もしていたので、あまり休むわけにもいかず、無理やり出勤していました。
主に通勤とアポイント対応が辛かったです。

通勤は、営業用のパソコンや資料を持った状態で、家→最寄り駅(徒歩30分)→電車(20分)→あ事務所(徒歩10分)の道のりを経てやっと到着します。
吐き気と体がしんどすぎてふと歩みが止まってしまうんです。
そんな時は、コンビニによって蒸しパンやらピザまんを購入して間食をすることである程度吐き気を抑えることができました。

アポイントは、大体一件あたり2時間~3時間かかるのですが、その間私もかなりお話をすることになります。
移動も多いですし、悪阻で注意散漫な状態での商談はなかなか大変でした。でも、とても不思議なのですが、お客様宅につくまではすごく気分が悪いのに、いざお客様とお話しだすと、吐き気やだるさがサーッと引いていくんです!
逆に話を聞いているだけだとすぐ吐き気が復活してきます(笑)
多分アドレナリンが出ていたのだと思いますが、あのサーッと体が軽くなる感じは中毒になりそうでした(笑)
つわり止めとしては処方された薬より全然効果がありましたが、コントロールが難しいですよね(笑)

公共交通機関の利用がしんどい

悪阻中も、仕事や病院のため、バス・電車を使う機会は少なくなかったのですが、当時は空気がこもっている空間がとにかく苦手でした。
特に座れなかったときは、吐き気を我慢するのが大変で途中下車したりしていました。
妊婦マークはカバンの見やすいところに付けていたのですが、気づく方はあまり多くなかったなと思います。
お腹が大きいと気にしてくれる方もいるんですけど、一番つらいのはお腹が出ていない時期だったんだな~と自分がその立場になって初めてわかる。
それでも、朝の混雑した電車の中で、ご本人も仕事前に座りたいはずなのに、妊婦マークをみて颯爽と席を譲ってくださったキャリアウーマンの方がいて、その時は涙が出るほど嬉しかったです。
普段電車やバスに乗っているときってスマホしか見てなかったりすることが多いので、周りに困っている人がいないかどうか、私も気にするようになりました。

メンタルにくる

妊娠出産はメンタルが不安定にもなる時期ですが、悪阻でメンタルが崩れると思いませんでした。
「無事に産めるか不安」「無事育てられるか不安」ではなく、悪阻が辛すぎて頭がおかしくなりそうでした。
妊娠自体はずっと望んでいたことなので「何があっても頑張れる!」と思っていたのですが、
悪阻自体の苦しみと、悪阻がいつ終わるのかがわからない恐怖と、謎の孤独感と、自分の思うように過ごせないストレスなどでかなり気が滅入っていたと思います。

当時は、よくスマホで「悪阻 死にたい」「悪阻 辛い」「悪阻 いつ終わる」みたいに一通り検索して、上から順にヒットしたサイトを覗き、この苦しみから解放される手段はないかと必死で探していました。
そのうち見たことあるページばかりになって勝手に絶望したこともあります(笑)
あとは、悪阻が落ち着くころとされる14~16週までの日数を毎日数えたり・・・
今思うと本当に病んでいるなと思いますが、そうしないと精神を保っていられなかったです・・・

まぁそのおかげで、悪阻に効く情報を仕入れられて、自分でも試していって、もうほんと無理。気絶していたいからめちゃくちゃきついけど前よりはましレベルまで持っていくことができました。

次は私が実際に使用して悪阻に効果的だったグッズをまとめてご紹介します。


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